模試結果分析(社会編) [模試結果分析]

10月21日

今日は社会です。
とは言え、模試結果分析は国数英3科目を中心に見ていきますので、そんなに難しいことはありません。
暗記が得意かどうかを判断する材料に使います。

成績のいい悪いに関わらず、この質問をしています。
「社会は好き?」
ここで好きという回答が返ってきた場合は成績は悪くはないと思われます。
点数が取れているということですが、ここからもう少し探りを入れていきます。
「社会」が本当に好きだから点数が良くなったのか、点数がいいから「社会」が好きになったのかです。
後者の場合はほぼ間違いなく暗記のコツを体得しています。
もっと要領のいい方法はあるのでしょうが、満足のいく点数を取れるほどなので、自分なりの方法論を身につけているのでしょう。
そのようなときには、余程、切羽詰った状況でもない限り、他の弱点補強を優先します。
前者の場合にはもう少し注意をしてみています。
「社会」が大好きなのはいいことなのですが、時には「社会」の勉強ばっかりしているような子供もいるからです。
勉強時間の割には点数が悪かったりということもあります。
偏差値は相対評価です。
社会の勉強時間が増えると、社会の偏差値が異常に高くなることがあります。
なぜなら他の生徒はそこまで社会に時間をかけていないからです。
「社会」が好きで社会の勉強ばかりしていて、結果的に偏差値が良い。
こうした生徒は受験直前になると、成績の伸びが止まってしまったり、成績の推移が読めません。
暗記のコツを体得しているかと思って安心していたら、実はそうではなかったりします。
追い込みの時期に大量の語句暗記をさせてみると他の子よりも覚えるのが遅かったり・・。
「社会は好き?」という質問から「好き」という返事が返ってきた場合には上記のような点に注意しています。

今度は逆に「嫌い」とか「まぁまぁ」といった返事の場合の注意点です。
それにしては成績がよければ、暗記力はあるのでしょう。
これはOKなので、好きになってもらえるように歴史漫画を紹介してみたりします。
あるいは受験直前の追い込みで成績が急上昇させることも出来るかもしれません。
(そういうことが出来るかどうかは子供を見て判断します)
成績も悪い子供・・。
「社会が嫌いで、成績も悪い」
これは勉強法から指導が必要です。
効率的な暗記の方法も良く分かっていない場合がほとんどですが、自分自身の勉強方法に自信を持てていないという子供も多いです。
もともと暗記は楽な作業ではありません。
もっと良い方法があるのではないのかという思いから、自分の勉強法に確信を持つことが出来ず、結局勉強をしていないというケースです。
同じような傾向は他の科目にも表れているはずなので、そういうことがないかをチェックします。

だいたいこんな感じでしょうか?
地理、歴史、公民などに分けて目立って成績が良かったり悪かったりした場合には、社会の勉強の仕方を参照してみてください。

では。



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