模試結果分析(数学編) [模試結果分析]

10月20日

こんにちは。
今日も模試結果分析です。

数学についてですが、計算ミスをなくすだけで驚くほど成績は上がるというようにお話しました。
実はそれだけでも目標の偏差値に届いてしまう子供が多いのですが、仮に計算ミスがゼロになったとしても模試結果が目標に届いていない場合もあります。
どうすれば良いのでしょう?

解決のポイントは国語の「読解力」にあります。
その子供の「読解力」は平均以上の力を示しているでしょうか?
「読解力」がなければ数学や算数の応用問題は解ききれません。
そもそも問題文の意味を良く分かっていない場合も多いです。

今までお話してきたとおり、「読解力」はすぐには身につきません。
「読解力」をつけるためには継続的な学習が必要です。
「計算力」に問題がないとすれば、次に「読解力」の確認。
そこで不安があるようなら、やはり「読解力」の養成に勉強時間を注ぐべきです。

「読解力」もあるという場合。
ここまで疑ってきて初めて「応用問題」の演習量が足りないという仮説を立てることが出来ます。
その場合は「応用問題」を解くための練習が必要でしょう(数学編参照)。

数学の模試結果分析の一番の失敗パターンをご紹介します。
点数の低さにびっくりしてしまい、よく考えないまま数学の問題集の応用問題ばかりにチャレンジする。
これが一番良くないです。
計算ミスを直すだけで目標偏差値に届く見込みがあるのであれば、そこに全力を注ぐべきです。
解けるようになるのか良く分からない応用問題にチャレンジするのはあまりにリスクが高いです。
計算ドリルのような計算練習は地味ですが、確実に効果が出ます。
計算力に不安がないからと言って、応用問題にばかりチャレンジするのも違います。
そもそも基礎的な読解力がなければ、失敗に終わる可能性が高いからです。

確かに模試結果は数学の「応用問題」での失点かもしれませんが、そこに潜んでいるのは別の問題かもしれません。それを見極めることが数学の模試結果分析の一番重要なポイントと言えるでしょう。

ではまた次回。
今度は社会です。




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