模試結果分析(国語編) [模試結果分析]

10月14日

今日は読解力に比較して全体の成績がいい子供についてのお話からですね。
運動に例えるなら、運動神経があまり良くないにも関わらずいい結果を出す子供。
これは努力をしていますね。
頑張っています。
しかし、大学受験生であればともかく、中学生までで試験の読解問題を読み込めないというのは、先天的なものというよりは単純に読書不足、活字慣れをしていない可能性の方が高いです。
そうした意味では偏った努力であったとも言えます。
国語のときに読解力は自分で高めることの出来る運動神経のようなものですとお話させていただきましたが、読解力が不足しているのであれば、やはりそれなりの対策は行うべきです。
読解力を高めるための最善の策はやはり読書ですが、例えば、受験があと数ヶ月後に迫っているのに悠長に読書などしていられないというのも分かります。
読解力を身につければ、それに伴い全体的な成績向上が望めるのですが、すぐには身につきません。

※(以下は、少し専門的な話なので、参考程度に・・)
私がどうしていたのかと言えば読解力が20%向上すれば、全体の成績が5%向上する(個人差があるので、模試結果を総合的に判断して、この数値を推定します)と仮定し、その5%の向上がなかったとしても、目標偏差値を取れる要素があるのであれば、読解力の向上についてはあきらめて他を優先します。
読解力を高めるしか合格に向けての策がないのであれば、テクニックから読解の指導をします。その際の教材には高校生用の教材を用いていました(中学生でそこまでの内容のものはあまりないので)。

全体のバランスを考えて、最適な学習戦略を立てることが大切です。
受験が迫ってから、こうした子供の学習計画を立てるのは本当に大変です。こうなると、ご家庭だけでは対処が難しいので、早い段階から読書の習慣だけは身につけていただきたいのですが・・。

ここまでは主に読解力について確認してきました。
その他の項目は大きく分けると、知識+表現に分かれます。
とは言え、作文の出題がある模試は限られていますから、知識のみの場合も多いです。
知識や表現力と読解力には関連性があります。
文中の漢字がさっぱり読めていない場合や、読解できているにも関わらず、記述式の解答がまずくて点数につながっていない場合などです。
このような理由で解答を間違っていた場合には、読解力についての目測を誤りますので、本当に読解力がないのか?それとも知識と表現力に問題があるのか?について見極めます。
表現力がない場合には他人の力が必要です。
個別指導の塾や家庭教師の先生、学校の先生に添削をお願いしなければなりません。
よく分からない文章というのは往々にして、主観的です。
客観的な立場から指導してもらわなければ気付くことが出来ません。入試などで作文があって、しかもそれを苦手をしている場合には、誰か身近な人に指導してもらえる機会はないか考えてみる必要アリです。
慣れてしまえば文章を書くのはそれほど難しいことではありません。
いくつかのルールを気をつければ良いのです。
さて、知識分野。
古典や文法に関しては独立した単元なので、割愛させていただきます。
漢字は大切です。
私の勉強法は「読み、書き、計算」を徹底して鍛えることがベースになっていますが、漢字力がない子供は往々にして英単語力がありません。そして英語の成績も良くありません・・。

漢字問題の正答率を確認したら、次に英語の成績の確認へと移ります。
どのように見ていけばいいのでしょうか?

明日続きをお話させていただきますね。





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