秋からの受験勉強 [受験勉強]

10月7日

こんにちは。
夏休みは受験勉強の天王山と言われますが、理由はこのように受験から逆算してみれば明らかなのです。
夏にはすべての単元を終えて、秋に弱点克服、12月以降に実戦問題、受験前に過去問題というのが受験勉強の王道だからです。その道から外れてしまうと、従来型のプログラムでは修正が難しくどうしても無理が出てしまいます。
しかしながら、塾や予備校なりで、しっかりとした年間スケジュールを立ててもらい、それに基づいて学習をしていれば問題ないのですが、全員がそういうわけにもいきません。
今までほとんど学習をしてこなかった子供、秋になっても単元の復習を終えていないような子供は、もう第一志望の合格は難しいのでしょうか?
私はそうは思いません。
そうした子供のためのアドバイスを今回は公開したいと思います。
中学生限定です。

まず優先順位からすると、それでも過去問は外せません。
いきなり総合問題から復習を始めてしまう生徒がいますが、それもよくないです。
やはり勉強は単元毎の学習が基本だからです。
本屋さんに行ってもらえば分かりますが、総合問題だけを集めたテキストはほとんどありません。
科目は理科から重点的にはじめると良いでしょう。
理由は先日に述べたとおりです。
理科と並行して、社会です。
結果が出やすいのでモチベーション維持に役立ちます。
数英は学ぶ内容が多い割に多くの学校では入試の配点は理科、社会と同じです。
取れる科目から取るのが入試の基本なので、ここでは理社を優先します。
受験用のテキストを買って、年末までに最低3周はしてください。
だからと言って英数を無視するわけにもいかないので、どうするかですが、理科、社会の勉強に加えて計算問題と英語の単語と構文の暗記を毎日の勉強とします。英語+数学で全体の勉強時間の30%です。
理科、社会に60%の時間を割きます。残り10%は学校の勉強です。
学習の習慣がなかった子供は多くの場合、計算力や単語の暗記量が足りません。
英語、数学に気を取られて理科、社会の勉強にまで気が回っていません。
もちろん例外はあります。
すでに社会だけは得意とかそうした条件があれば、それは有利なことなので、その分を除外して考えてください。私が問題にしているのは際立った特徴のない生徒です。
勉強してこなかった子供の一般的な傾向について取り上げています。

英語、数学は基礎力さえあれば、あとは学校毎の対策で部分点を取りにいくのでこれでいいのです。
その取り方を過去問で学ぶわけですから。
英語、数学では高得点を狙えないから、理科か社会で高得点を狙うのです。
国語力は残念ながら、半年程度では身につきません。
思い切って捨てましょう。その時間を他の科目に使ったほうが効果的です。
なにせ時間がありませんから。
あれもこれもだと、虻蜂取らずになってしまいます。

こんな勉強の仕方は個人的にはあまり好きではありませんが、仕方ありませんね。
受験のためだけの勉強と将来に役立つ勉強は少し違うのです。
本物の力を身につけるにはある程度時間がかかるのは仕方ないんです。

過去問の解き方とかもう少し具体的な戦術はいずれ書きますが、概要はこういうことです。
選択と集中で一日も早く成果が出る学習を心がけましょう。



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