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授業態度と提出物 [内申対策]


中学生の授業態度と提出物についてです。
実は、ここがきちんと出来ない子供は結構大変なんです・・。
これまでに述べてきた基本動作が欠けている子供と言えます。
ですので、今日の記事だけで解決策を提示するのは不可能です。
過去の記事の紹介もしていますので、あわせて読んでいただければ幸いです。

まずは提出物からいきましょう。
言うまでもないことですが、大切なのは期日までに全て提出することです。
この「期日までに」というのが、意外と子供には気になるようです。
期日を過ぎると提出物が完成していても出そうとしない子供がいます。
でも、これはいけません。
たとえ提出期限を過ぎても出さないよりはましです。
提出物は必ず出すようにしてください。
さてさて・・
これだけのことのはずですが、お話はそんなに単純ではありませんね。
色々な理由で提出物をきちんと提出出来ない子供がいます。
代表的な原因を挙げてみると・・
①最初から提出する気がない
②提出物の存在を忘れてしまう
③期限までに課題を仕上げられない
こんなところでしょうか?
それぞれの解決策を考えてみたいと思います。
まずは①。
提出しようという気にすらなっていないというのは、その重要性を認識していないか自分の環境に対して反抗しているからです。
重要性を認識していない場合のお話は単純です。
内申点というのは、「定期テスト+授業態度+提出物」であり、その内申点は高校受験に大きく関わってくるということ。
入試の難易度の低い高校ほど内申を重視する傾向にあること。
これを伝えるしかありません。
しかし、大半の子供はそんな事は百も承知でしょう。
その上で反抗しているのだと思います。
その場合、どうすれば良いのか?
この場合もやはり提出物の重要性を再三にわたって伝えるしかありません。
でも、無理矢理はダメです。
冷静に考えれば考えるほど、提出物を出さないことは本人にとって損な話なのです。
それを根気良く伝えていくしかありません。
伝え方は、マイカテゴリーの「復習」で解説した「傾聴のスキル」を使っていただくと良いでしょう。
絡まった糸を解きほぐすような慎重さが求められます。
次は②の場合ですね。
提出物を忘れてしまうというのは大人でもありますね。
当日、持って行くのを忘れることもあります。
これは比較的簡単に解決出来ます。
まずはカレンダーを準備してください。
そのカレンダーを必ず目につくところに貼っておきます。
僕のお勧め方法はそこにポストイット(付箋)を貼る方法です。
何か提出物の指示があれば、必ずポストイットに書くようにします。
それをカレンダーに貼っておくんですね。
手帳を使っている子供なら、手帳でも良いと思います。
提出出来たらその紙を捨てていくようにします。
部屋や家を出る直前に必ずそのカレンダーを見るように習慣付けるといいと思います。
昔、紹介した方法ですが、自分へのご褒美として勉強した日はカレンダーにシールを貼るというものがありました。
この習慣とあわせて使ってもらうといいと思います。
そして③。
計画的に仕事を進められないタイプです。
夏休みの宿題を後回しにしてしまって、結局間に合わない子供ですね。
これは生活習慣の中の「すぐやる」習慣の実践に尽きるのですが、「勉強の習慣」の項を読んでいただくのが一番早いと思います。
ここまでは提出物のお話。

次は授業態度ですね。
授業態度の悪い子供というのは、どういうことでしょうか?
まず、考えられるのは寝ている子供です。
色々と理由は考えられますが、一番の理由は疲れです。
生活リズムを整えるようにしなければなりません。
特に中学校1年生時には注意が必要です。
小学校だと授業中に寝る生徒は少ないのですが、中学生になると寝る生徒が出てきます。
慣れない部活動の疲れから、本人にその気がないのについウトウトしてしまうのは分かるのですが、注意しなければいけないのは、授業中に寝ることに対しての耐性が出来てしまう点です。
悪い習慣になってしまわないように特に気を配らないといけない時期となります。
もう一つ。
授業が分からないと面白くないので、寝てしまいます。
一般的に中学生だと授業の内容を全て理解している生徒の割合は3割程度と言われます。
想像以上に多くの生徒が授業の内容を理解していないのです。
科目毎に対策は異なりますが、とにかく英語、数学を重点的に学習するようにします。
英語は予習メイン、数学は復習メインです。
この2科目は積み重ね型の科目なので、分からなくなると後が大変になります。
場合によっては個別の塾や家庭教師を併用して、学ばせる必要が出てくるかもしれません。

・・・ここまで書いて気付いたこと。
授業態度というテーマは本質的な部分に関わるので、予想以上に長くなることに気付きました。
反抗期特有の問題や、引っ込み思案で発表が出来ない子供の対応など、
後日、あらためて書かせていただくことにします。
すみません。

通知表 [内申対策]


今日は学校の内申対策について書きたいと思います。
小学生の場合はそうでもありませんが、中学生の内申点は重要です。
内申点とは「通知表」のことですね。
受験をする際に、内申点は合否の基準に含まれます。
普通の私立中学受験では内申はあまり関係ありません。
得点が良ければ勝ちという弱肉強食の世界です。
大学受験でも一般入試では、内申はあまり関係がありません。
推薦入試やAO入試となると、「評定平均値」というものが問われますが・・。

高校受験の場合、内申の入試に占める割合は高いです。
基本的に高校の難易度が下がるほど、入試の内申に占める割合が高くなります。
入試では結果を出せなくても、3年間の努力を評価してもらえるわけですね。
内申を入試の点数にどのように加算しているかは、多くの学校では部外秘となっています。
乱暴な言い方をすれば、小学校の成績表は何でもいいわけです。
大半の子供は、その結果によって将来が左右されることはありません。
(その子の成長にとって精神的な影響力は多分にありますが・・)
しかし、中学校の内申は別です。
あまりに低い成績がついてしまうとダイレクトに高校受験に響きます。
特に中学校3年生。
その中でも2学期の成績は超重要です。
ここで悪い成績がつくと、受験の大きなハンディとなってしまう点は否めません。
さてさて、その重要な内申点ですが、内申を決めるポイントは基本的に3つあります。
・定期テスト
・提出物
・授業態度
この3つですね。
これをどんな割合で成績表に反映させているのかは、先生によって異なります。
ガイドラインはあるのでしょうが、成績はどうしても主観的な面が強くなってしまうので、結果的にはブラックボックス化されています。
いい意味でも悪い意味でも「何でこの子が!?」と思わされることは一度や二度ではありません。
私が初めて来た中学生に必ず聞く言葉があります。
それは、「この3つだったら、どれなら100点取れる?」です。
答えは「定期テスト以外」なのですが、当たり前の話ですね。
定期テストは色々な要素が絡みますが、提出物と授業態度は心構えの問題だからです。
ここで100点を取るのが、まずは内申対策の基本です。
まずはこの点で問題がないかしっかりとチェックしてください。
中学3年生の2学期になれば、きちんとするのでは?と皆思いますし、本人もそう考えているようなのですが、残念ながら、そんなことはありません。
それが、出来ない子供はいつになっても出来ないのです。
だから、実際に多くの高校では中学校3年生2学期の内申しか確認していません。
それを見れば、その子が人間的に成長しているかどうかを充分判断出来るからです。
そのときだけきっちりやるという芸当はほとんどの子供には出来ません。

テストでいい点数を取るというのは別問題なので、ここではおいておきましょう。
その他の二つで100点をもらうために、何が出来るのでしょうか?
また、それが出来ない子供はどうすればいいのでしょうか?

そういった点を次回は考えてみたいと思います。


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