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塾に面談に行った [塾の選び方]



さてさて・・
数ある中から、入塾面談に行く塾を選びました。
この時点ではいい塾かどうかは分かりません。
余程、電話の対応が悪かったりすれば別ですが・・。

もちろん塾長を見ることが一番大切なのですが、その他にはどんなポイントがあるでしょう?
超進学塾でなければ、見ていただきたいポイントがあります。
すごく簡単な方法ですが、この方法だとかなりの精度でいい塾を見分けられます。
それは・・

塾の中が整理整頓されて、掃除が行き届いているかどうかです。
(建物が古いと汚く見えますが、建物は関係ありません)

ただの綺麗好きな人もいますから、綺麗な塾=いい塾とはなりません。
しかし、明らかに散らかっている塾=ダメな塾。
こちらはかなり当てはまります。
以下に理由を述べます。

塾というのは勉強する場所です。
掃除の行き届いていない自分の部屋では勉強出来ないというお話がありましたが、塾も同様。
散らかっている環境では、そこに通っている子供達の心も乱れてしまいます。
それを証明する最も顕著な例がニューヨーク市の地下鉄です。
1994年にニューヨーク市長に赴任したジョリアーニ氏は、「落書きを消す他にもすることはあるだろう」と言われながらも、犯罪を減らすために徹底的に落書きを消し続けました。
結果的には、殺人事件が61%、強姦事件は13%、強盗事件は47%も減少したのです。

他にも理由はあります。
塾業界で実績を上げている社長が経営不振に陥った塾を引き取っていました。
その社長いわく、経営不振の塾には共通項があるそうです。
それは、塾の中が乱雑だということです。
塾長として優秀そうな人材や、最高の立地にあった塾も関係ない。
教室が散らかっている。
その一点だけが、経営不振に陥ったすべての塾の共通点だとおっしゃっていました。
なぜ散らかっている塾はダメなのか?
それを検証してみます。

塾は散らかりやすいです。
色々な物がある上に、子供が動き回ります。
従業員の忙しさたるや戦場のごとくで、片付ける暇もありません。
そんな中、教室の中が整理整頓され続けているために、二つ重要なことがあります。
まず一点目は、
塾の中に秩序があるということです。
子供が大勢いる環境というのは、暴走を始めると取り返しのつかない事態になることがあります。
そうなってしまえば、いくら掃除をしても効き目はありません。
綺麗な塾というのはこうした暴走が起こっていません。
それなりに先生たちのしつけが行き届いていると考えることが出来ます。
二点目は、
先生たちの質の問題です。
しつけの本質は「すぐやる」ことにあります。
「すぐやる」習慣が身についた先生たちのいる教室が、散らかるはずがないのです。
つまり、散らかっている教室には、
自分自身のしつけすらままならない人達が集まっていると仮定出来ます。
こうした人間が人のしつけを行なえるはずはありません。
あまりに忙しくて片付ける暇など1分もない・・。
塾長にはたしかにこういう日もあります。
そこで、他の先生がフォロー出来ない塾であればやはり不合格です。

このように、塾が綺麗かどうかというのはかなり重要です。
しかも、誰でも簡単に見極めることが出来ます。
ダメな塾の散らかり方というのは半端ではないですから、判断に迷うくらいであれば一応合格です。

明らかに散らかっている場合、その塾はやめておきましょう。



まわりを見渡すと・・ [塾の選び方]



「さぁ、そろそろ子供を塾にでも行かせるか!」

実際に、このように考えて動き始めると驚かれると思います。
塾ってこんなにたくさんあったのか・・と。
まさに乱立しています。
普段は目に入りませんが、あらためて見るとたくさんあるものです。
あるいは選択肢が少なすぎるパターンかもしれません。
大手の塾というのは、同じ地区に固まっている場合が多いからです。
あまりにも塾が少ない地域の場合は、同じ塾にみんな通っていたりします。
塾が家庭的な雰囲気になっている傾向が強いですね。

あまり選択肢がない場合はともかく、たくさんの中から一つを選ばなければならない場合・・。
塾長を判断基準にするのが一番確実ですというのが、先日のお話でした。

色々な名前の塾がありますね。
一体どの塾がいいんだろうと思って、ネットで調べるとあらためてびっくりです。
大手に関しては、どの塾も悪口ばかり出てくるんです。
いい意見もたくさんありますが、悪口の内容のひどいこと、ひどいこと・・。
余程、ひどい目にあったのでしょう。
気の毒に思います。
しかし、それを全て塾のせいにするのもいかがなものでしょう?
講師が書いている場合もあります。
バイトに厳しい世界なので、不満が爆発し、塾の誹謗中傷に走っていくのです。
塾というのは、買って終わりという商品と違うので、内部をかなり知ることになります。
その過程で知ったことをあることないこと書き綴っている人がいるので気をつけなければなりません。
保護者の書き込みも同様です。
塾については子供から聞くので、情報にバイアス(歪み)がかかります。
その歪んだ情報をもとに判断するので、言っていることが真実でないこともあるでしょう。
そして、その話を一般論として用いるので、あたかもその塾全体が悪いような書き方になるのです。
「関西人はフレンドリー→Aさんは関西人→Aさんはフレンドリー」にはなりません。
同様の論理の飛躍がそこにあることを見逃してはいけません。
大手の塾に関して言えば、全部見てまわるのは不可能なのですから。

つまり、ネットでの口コミや評判はほとんど当てにならないということです。
教室名のはっきりした塾なら、少しは信憑性がありますが、先に申し上げたように、子供からの情報でバイアスがかかっているため、それもそんなに当てになりません。
子供が自分の主張の正当性を示すために使う言葉はこれです。
「みんな言っているよ」
言っていません。
大人が騙されないように注意してください。

結局は自分の目で見極めるしかないのです。
逆にどんなにいいCMや広告をやっていたとしても、その内容はあまり当てになりません。
合格実績も疑わしいものです。
何人中、何人が合格したのか分からないわけですから・・。

世の中に有名な塾は数あれど、どのブランドもほとんど当てにならないというお話でした。



塾業界の人材 [塾の選び方]


こんにちは。
前回は塾講師、塾長という視点から塾業界を見てきました。
こうした視点からお話を始めたのには理由があります。
全国的に有名な塾だから・・
地元で何年も続いている塾だから・・
合格実績のある塾だから・・
実は、こうした理由は塾の品質をほとんど保障しません。
マクドナルドはどこで食べても同じ味ですが、塾は教室によって中身が全く異なるのです。
それを常に頭においておくべきです。
では、何を判断基準として塾を選べば良いのか?
塾長を見て、その塾を判断するのが、一番確実なんです。
だからこそ、人材という側面から塾の選び方をお話させていただいています。

さて、本題に入ります。
確かに塾業界にはいい人材は集まりにくいのかもしれません。
しかし、いい塾長というのは確実に存在します。
それをどういった視点で見分ければ良いのかをお話させていただきます。
その切り口ですが、まずは年齢を確認してみてください。
予想で構いません。
一つの境界線が30歳くらいです。
未婚なのか?子供がいるのか?
そのあたりを何気なく探っていくのです。
なぜ年齢が大事なのかと言えば、分類で言えば、「おじさん、おばさん」に入りそうな年齢の場合と、
塾長が明らかに若い場合では判断の基準が異なるからです。
まずは30歳を超えていると予想される場合。
塾業界の経験年数を聞いてください。
そんなこと聞いていいの?と思わないでください。
自分の大切な子供を預けるのですから、当然です。
経験年数が3年以下の場合・・。
その塾はやめておきましょう。
いい場合もありますが、リスクが高すぎます。
業界経験年数は最低5年は欲しいところです。
特に他の業界から転職してきた人間は、ビジネスの感覚が強すぎて教育熱心でない場合があります。
要はバランスなのですが、そのバランスがビジネス寄りなのです。
5年以上の経験者だった場合・・。
とりあえず合格ですので、次のステップで判断します。
ここから先は見分けるのが結構楽です。
抽象的で申し訳ないのですが、目が輝いているかどうかを見ればすぐに分かります。
疲れてそうな人はダメです。
酒臭いとか、タバコ臭いのもダメです。
朝の満員電車が似合う人もダメです。
塾長という仕事は大変なので、年齢を重ねると、どうしてもくたびれた雰囲気が出てしまいます。
先日、述べたように業界全体の先行きが暗いのが、その理由です。
しかし、本物の塾長は子供からの信頼を元気の源としているので、年齢以上に元気なんです。
こういう人は合格です。
続いて、塾長のお話を良く聞いてください。
見分けるポイントは、苦労してきたかどうかと夢があるかです。
苦労されている方でなければいけません。
そういう人のモチベーションって結構皆似ているんです。
「自分がしてきたような苦労を子供達にさせたくない」
そう思って働いているんですね。
ただ、気をつけないといけないのは、「勉強は重要ではない」みたいなことを言う人です。
勉強は重要です!!
塾は勉強をしにいく場所なのですから、こういう言葉を言う人がいたら気をつけてください。
成績が上がらないことの言い訳として使われることの多い言葉だからです。
塾は成績を上げるための場所だということをお忘れなく。

次は若い塾長さんの場合ですね・・。
これは経験年数はあまり関係がありません。
男女も関係ありません。
若い人ならではの判断基準があります。
それは、もうとにかくがむしゃらでやってくれるかどうかです。
多少ムリがきくのが、若者のいいところです。
学校教育の現場では、新任一年目の先生が担当した学級が一番盛り上がるということがあります。
色々ポイントはあるのですが、何が起こっているのかと言えば、子供と一緒に成長しているんです。
子供は成長する大人と一緒にいるときが、一番成長します。
これは、方法論や理屈ではないんです。
必死な大人の姿に触発されて一生懸命頑張ってくれるのです。
これは私自身にも経験があります。
私が最も未熟だった1年目に担当した子供達のことは今でも忘れることが出来ません。
子供への接し方が分からずに、泣かしてしまうことや、喧嘩みたいになることもありました。
経験が増えてくると、そうしたことはほとんどなくなります。
言ってはいけない言葉などを学んでいくからです。
あのときは子供を傷つけてしまったなと、よく反省していました。
教材のカリキュラムとかも良く分からないので、はっきり言ってデタラメです。
でも、驚くべきことに、塾をやめてから一番良く遊びにきたのは、その頃の生徒なのです。
何のことはない。
一緒に教えられて成長していたのだと思います。
塾が良かったと思えたから、何年経っても遊びに来てくれたのでしょう。

先日のお話をもう一度確認します。
現実問題として、塾業界にいい人材はあまりやってきません。
塾長が若かった場合・・。
残念ながら、能力も格別高くなく、経験もないという場合がほとんどです。
その場合、唯一の判断基準は、子供と一緒に成長してくれそうかどうか?
これだけです。
現時点での経験の少なさを素直に認められる人がいいでしょうね。
僕ならこういう風にして判断します。
「今の自分自身に点数をつけるとしたら何点?」
そう塾長に聞くのです。
自己採点が60点とか70点ではダメです。
ここではっきり、「1点です。まだまだ学ばないといけないことばかりですから」
と正直に言える人間がいいですね。
高得点をつけられると、未熟なくせにもう成長する気はないのか!と言いたくなります。
同じ質問をしてくださいということではありません。
要するに、こうした視点から見分けてくださいということです。

とにかく、塾の内容は、その塾の責任者次第だということを重々頭に入れておいてください。
そして、入塾の面談では、なるべく塾長や教室長と呼ばれている方に会ってください。

以上、塾長で判断する塾選び方講座でした。



塾業界の実態 [塾の選び方]



こんにちは。
今日は塾の選び方講座です。
人材面から、今の業界の問題点を指摘したいと思います。
塾長と言うと、何やら偉そうな響きがあります。
なるのが難しいというような印象があるみたいですね。
真実を言えば、簡単になれます。
多くの塾では講師には学力試験が課されますが、塾長には学力試験は課されません。
疑うのであれば、多くの塾会社の社員募集要項を調べてください。
適性検査はあっても学力試験まで行なう塾はほとんどありませんから。
保護者の方は学校の先生より、塾の先生の方が偉いと思っている方もいるみたいです。
全然、そんなことはありません。
なる難しさで言えば、学校の先生の方が圧倒的に難しいです。
国公立大学と地方の私立大学くらいの難易度の差があります。

そして、塾講師は多くの場合、アルバイトの大学生です。
それが漏れると良くないので、それを隠している塾もあります。
専門の社員に習いたいのであれば、月謝は高くなるか、人数は多くなります。
塾は学校と違って、税金を使えないので、全員社員というのははっきり言って不可能です。
安価な個別や少人数制で、講師は全員社員ですと言われたら、むしろその塾を疑ってください。
いい講師は必ずしもお金のために働きませんが、あまりにもお金をかけなければいい人材を確保出来るはずがないのです。平均年収よりも圧倒的に少ない労働賃金で、優秀な人材を囲い込めるはずがありません。
優秀な人なら、それなりの年収をとる仕事に就くからです。
それよりは優秀で潜在能力の高い大学生の方がいいに決まっています。
講師がアルバイトだから悪いということはありません。
悪いとすれば、それは社員による育て方の問題なのです。
高い授業料を取る塾は別ですが、安い塾は全員アルバイトと割り切るべきです。
では、講師のお給料はどうなのでしょうか?
これは、涙が出るほど安いです。
お金のために働くのであれば、あんなに割りに合わないアルバイトはありません。
たしかに時給にすれば、1000円以上はありますが、準備にその倍は時間がかかります。
それな経営をしているのですから、講師として社員を雇えるはずがありません。
だいたい子供は夜しか来ないのですから、利益を生み出す時間だって最初から限られています。
塾長のお給料はですね・・。
これは塾によりますが、特に高いということはないですが、低くもないです。
年齢のちょうど平均くらいです。

業界で働く社員についてのお話を続けます。

教育業界というのは実は大変なんです。
塾の先生が学校の先生よりも尊敬されることが多いのは、とても苦労しているからです。
楽しそうな仕事のイメージに魅かれて、たくさんの人が業界にやってきますが、ほとんど持ちません。
離職率も非常に高く、優秀な人材の確保が難しくなっています。
さらに悪いことに、少子化が人材離れに拍車をかけています。
今後30年で子供の数は倍になると言われればやる気になりますが、子供が減っているのは事実です。
見通しが何となく暗いことが業界から元気を奪っています。

さて、ここからが重要なポイントです。
仮に、あなたが大学生で、子供の教育に関して、並々ならぬ情熱を持っているとしてください。
同じように指導するという立場ながら、わざわざ不安定な塾業界を選ぶ理由は何でしょう?
子供を教えたいだけなら、生活基盤は安定している方がいいに決まっています。
普通は学校の先生という選択肢を選ぶはずです。
子供が多い時代なら、塾講師になって一貫千金を狙うということも出来たでしょう。
でも、今はそんな時代でもないのです。
結果的に、教育を志す優秀な人材のほとんどは教員になります。
教育を志す優秀な若者は塾業界には来ません。
塾業界は就職浪人をして行くところがなくなった人とか、第一志望の内定をもらえなかった人とか、社会人になったものの会社に適合出来ずに転職した人とかの墓場のようになっています。
新卒にしても、残念ながら深く考えて内定にいたる社員はほとんどいません。
ためしに日本の一流企業の内定を与えてみれば、9割はそちらに行くでしょう。
これが実態。

ここまでが負の側面。
こんな実態なら塾なんて行かせるべきではない!そう思われる方もおられるかもしれません。
でも、そうとは言えないのが塾業界の面白いところなんです。
どういうことかと言えば、人は成長するんです。
たしかに入り口の時点では、塾業界にはいい人材は集まらないかもしれません。
しかし、将来が保障されない過酷な環境と、子供達の期待が社員や講師をありえないくらいに成長させます。
逆境をバネにして成長した面白い人材が塾業界にはたくさんいます。

次回はそうしたいい側面を取り上げていきます。



詐欺のような商売 [塾の選び方]



こんにちは。
全国何百万人の方が教育業界にムダ金を注いでいるのでしょうか?

高学力の子供は塾や家庭教師への投資効果は大きいと思います。
ここで問題にしたいのは、基礎学力や勉強の習慣がない子供です。
基礎学力が身につかない要因は、大きく分けると3つです。

①「読み、書き、計算」のどれかが欠如している
②しつけが不十分
③夢や目標がない

これだけで県内トップの成績を取るのは確かに不可能でしょう。
しかし、ある程度までの成績(それもかなり)はこれだけで必ず取れます。
一つ一つは確かに大変かもしれませんが、そんなにたくさんの障害があるわけではないのです。
情報商材というものがあります。
インターネットで「秘密の学習法」みたいにして売っているアレです。
僕に言わせれば、詐欺同然です。
騙されないでください。
そんなにいいやり方があるのであれば、これまでの教育界は何をしていたのかという話です。
人間の能力については、脳科学や心理学など様々な研究が行なわれてきました。
しかし、そんな魔法の様な方法などどこにも発見されていません。
そんな方法があるのなら、学会にでも発表すればいいのです。
ノーベル賞を取れるでしょう。
特定の難関学校に合格するためのテクニックであれば、たしかに存在します。
高学力の生徒に向けた限定的な解き方のテクニックもあるでしょう。
高校生にもなれば、面白い学習法が色々発見されています。
どんな分野でもそうですが、内容が高度になって初めてテクニックが生まれるのです。
しかし、基礎学力をつけるための王道はありません。
まずそれを念頭に置くべきです。
良く分からない高額の学習教材も一緒です。
そんなものにお金を払ってはいけません。
「でも、実際に60万円の教材でうちの子は成績上がったよ」
たしかにこういうことはあります。
それも結構よくある話かもしれません。
実際に何が起こったのか検証すれば、カラクリは単純なんです。
結論から言えば、たまたま上がっただけです。
成績が上がった理由は次の二つのどちらかです。

①勉強法に確信を持って進めることが出来た
②目標を持った時点で申し込んだので、たまたまそのときから効果が出た

②は本人の問題なので、教材や勉強法は全く関係ありません。
モチベーションが上がった時期に申し込んだだけの話です。
①のような効果もあるので、一概にダメとは言えないのでは?という指摘もあるかもしれません。
そうではないのです。
教材や勉強法マニュアルを用意したくらいで、学力が上がるくらいですから、その子供の目的意識の高さやしつけレベルは高かったと言えるでしょう。
こんな子供がまともな塾に行けば、すぐに成績は上がります。
どこに行っても何を選んでも、結果は一緒なのです。
別にわざわざ怪しいマニュアルや、バカ高い教材に頼る必要はありません。
勉強法の基本は「読み、書き、計算」の量稽古と覚えておけばいいだけの話なのですから。
こうした理由でたまたま現れたほんの数人の成功者の影には、全く効果の出なかった何人もの子供が隠れていることを忘れてはなりません。
目標がなく、しつけもされていなければ、何を与えても無駄です。

このように逆から考えると、基礎学力のない子供に対しての、塾の役割が明確になってきます。
塾の役割とは・・

①「読み、書き、計算」の反復練習の徹底サポート
②しつけの手助け
③夢を与えられる環境の提供と、それを細分化して目標として伝えられる仕組み

一般的な学習塾にとって、優先するべきは、この3つなのです。
ここに、勉強を教える、受験校についての相談・・などが加わっていきます。
基礎学力をつけるために塾を検討する際には、次の点をチェックすれば、間違いありません。

・読み、書き、計算力のチェックとそれを補うための仕組みがあるか?(定期的な学力テストなど)
・宿題はちゃんと出るか?それをチェックしているか?(講師のノートへのサインなど)
・塾の授業に関して「良くわからない」という言葉が一言も出てこないか?(難しいことをさせすぎ)
・塾の子供たちがあいさつをしっかりしているか?下駄箱はぐちゃぐちゃになっていないか?(しつけ)
・塾に休み時間と授業中のメリハリはきちんとあるか?やたらうるさくないか?(しつけ)
・塾長には本気の夢があるか?暗くないか?(塾長さんの夢は何ですか?と聞いてみてください)
・モヤモヤになっていた目標を具体的に提示してくれたか?(→SMARTの原則)

この条件に合わない塾は不合格です。
断固たる決意を持って、やめさせるべきでしょう。
このブログをしっかり読んで家庭学習に切り替えるべきです。

上のチェックリストはかなり有効なので、ぜひやってみてください。

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