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今頃の受験勉強 [受験勉強]

10月6日

こんにちは。
そろそろ肌寒くなってきましたね。

私のいた塾ではちょうどこの頃にある掲示物が顔を出すことになっていました。
それが「○○入試まであと××日」というものです。
○○には「センター入試」やら、「公立高校」やらいろんな文字が入るわけなんですけれども、
それを掲示すると毎年もうこんな時期かぁ・・と感じたものです。
そして、これも毎年の事なのですが、その掲示物を貼ってから受験までの期間の早いこと、早いこと。
それはもう坂道を転げ落ちるようなスピードで時間が過ぎてゆくわけです(意味不明)。

さて、思っているほど受験までの時間もないということで、受験生諸君はこの時期にどういった勉強をすればいいのでしょう?これは中学受験生から大学受験生まで共通しているのですが、まず一番先に行っていただきたいのが、受験までの日数からの逆算です。
受験までの日数から必要な課題を割り出していくわけですね。
そうした狙いがあって上記の掲示物を作っていました。
子供たちに危機感を与えるという狙いももちろんあるのですが、私を含めた講師陣が受験までのカリキュラムを把握しやすくするという狙いもあります。この時期の塾にはあって欲しい掲示物の1つですね。

さて、逆算はいいんだけれども、もちろんお子様の現状は様々です。
全員が同じ事を行えればいいというわけではもちろんありません。
しかし、受験日直前には何を行えばいいのかと言えば、これははっきりしているんです。
「赤本」てやつですね。受験校の過去問題です。
どのくらい行うのかと言えば、「受験校×5年分×三回」が理想です。
例えば3校受験するとすれば、45回分も過去問を解く必要があります。
これに結構時間を取られるわけなんですよ。
1回分の過去問に答え合わせやそれに関連した勉強を含めると2時間くらいかかります。
それを45回やるとすれば、90時間ですよね。
90時間というのは、毎日3時間勉強したとしても丸一ヶ月かかります。
過去問に入る前には当然今までの問題集ではなくて、実戦形式の総合問題を解いておく必要がありますから、
このための勉強にも最低1ヶ月は使いたいところなんですよ。
2月1日から受験が始まる大学受験生の場合であれば、1月に過去問、12月に実戦問題。
2月に私立入試、3月に公立入試がある高校受験生であれば、1月中旬には過去問、遅くとも年末年始には実戦形式の問題に入る必要があります。
総合問題を解くためにはそれまでにすべての学習単元を終える必要がありますから、高校生の場合は問題ないでしょうが、中学生なら12月中に残りの学習単元の先取り学習を行うのが理想です。

まとめると、多くの受験生にとって12月以降は過去問を含めた総合形式の問題演習になるわけです。
ということは、12月初旬頃までには単元別の学習は終えるのが理想となります。
私の場合は1年前には受験の年間スケジュールを組みますので、夏までに単元別の学習をほとんど終えて(中学生の場合は2学期の内容を残しますが)、9月の模試結果から弱点分析をして、その補強をこの時期に行わせるような予定を組みます。年度の最初の段階ではこの時期に行う具体的な単元は未定ですが、夏終わり頃の模試結果をもとに必要な学習を割り振っていくのです。

実際は今頃塾に駆け込んでくる生徒とか色々なパターンがあります。
それでも受験前の過去問+総合問題は外したくないので(量は減らすにしても)、そこから逆算で必要が学習計画を立てていきます。

大切なのは、「受験からの逆算」です。
一日では書ききれなかったので、また明日も続きを書きます。



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