数学は怖くない [数学]


こんにちは。
今日は数学の勉強法です。
過去の記事でも書いてきましたが、数学を難しく考える必要はありません。
数学が得意な人のお話はここでは別にしましょう。
数学が苦手な人はこう考えるべきなんです(中学生まで限定)。

数学力とは「計算力」と「公式と解法の暗記」である。

これならわかりやすい。
後は、それぞれ個別に能力を高めればよいだけです。
これで定期テストなら90点。
模試なら偏差値60までは楽に到達します。
「計算力」については、過去の記事を参考にしていただくとして、「公式と解法の暗記」についてもう少しお話を進めてみたいと思います。
まず、暗記系の科目の鉄則は同じ問題を何回も解くことです。
数学とて例外ではありません。
苦手なら、なおのこと同じ問題集を何回も使うべきです。
そして問題集を汚しましょう。
汚すといっても、出した答えをそこに書くようなことをしてはいけません。
そんなことをしたら、もう一度解けなくなってしまいます。
問題集には、以下の内容を書き込むようにしてください。
①問題を解いた日付
②正解したかどうか
③解答に要した時間
これを問題の側のすぐわかるところに書いておきます。
そして、二回目に解くときには、それを基準にして目標タイムを設定するのです。
そして、「解答と解説」には自分の言葉で自分なりに解説の補足を書きます。
「解答と解説」を読んだだけですぐ理解出来るのであれば、この補足は不要です。
繰り返しますが、この補足は「自分の」言葉で書くようにさせてください。
未来の自分自身に向かって話しかけるようにして書かせます。
書くための空欄が不足していたら、付箋などでスペースを増やします。
それでも足りなければ、ノートに書きますが、ノートに書くと次に勉強するときに面倒になるので、なるべくテキストの解説欄内にまとめた方が良いでしょう。
補足で書く内容はこんなイメージです。

「ここで、いきなりX=2ってなってるのがわかりにくいけど、ここを詳しく説明すると・・・」
「この解き方はすごくわかりにくかった。○○先生が教えてくれたやり方だと・・・」
「解説の書き方がまわりくどすぎ!これは要するに・・・ということ」

「解答と解説」を補足しておけば、次回は一人で解くことが出来るようになります。
人によって「ここがわからない」というポイントは違うので、自分で書くことが大切です。
このように、自分の問題集を自分なりのオリジナルテキストにしていきます。
何回も解いて、実力がつけば、「こんな問題にこんなに時間がかかったんだ・・」とか「(過去の自分が)誰にでもわかるようなことを偉そうに解説してるな」のように、自分自身の成長を自覚出来るようになります。
数学が苦手な生徒にとっては、これが大切なんですね。
わかるようになってきたという自信が、難しい問題への挑戦につながるからです。
数学が苦手な子供を何百人と見てきたからわかりますが、苦手な子供の大半は自分がそんな難しい問題を解けるはずがないと最初からあきらめているのです。
本当は日記をつけるのが一番良いのかもしれません。
でも、日記は継続するのが大変です。
テキストに上のような情報を書き込むことで、それを代用するわけですね。
誰にでも出来る簡単な仕掛けですので、ぜひ試してみてください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。