地理の勉強② [社会]

9月17日

今日も昨日に引き続き、「地理」についてのお話です。
地図を覚えることが非常に重要ですというお話をしました。
地図を上手に書くことの出来る子供はほぼ例外なく「地理」の成績がいいからです。
これはマインドマップの概念と通じるものがあります。
以前から何回かお話を続けてきましたが、暗記をするためのコツは関連性なのです。
新しい知識をつなぎとめるための基盤が「地理」の場合は地図であるということです。
私の場合、基本的に「地図」を覚えたら、後はそこに知識を肉付けしていけばいいというスタンスなので、地図をどれくらい効率良く覚えられるかが勝負となります。
小学校、中学校までの国語、算数(数学)、英語は基礎の反復作業なので、やはり「勉強」と割り切らなければならない部分がありますが、「理科」と「社会」に関して言えば、どれだけ楽しんで学べるかが成功の秘訣になってきます。
逆に言えば「楽しい」と思えなければ苦痛になります。
特に小学生までは楽しんで勉強させることを最優先に考えていただきたいと思います。
小学校の「算数」が全く分からなければ、中学校数学の理解は出来ませんが、小学校の「社会」がすべてわからなくても、中学校で挽回は充分可能です。
「暗記」、「暗記」とこの時期から知識の詰め込みを意識させると嫌になってしまいます。
「社会」や「理科」の勉強で疲労するということは、他の主要科目へ割くパワーもダウンしてしまうということです。
小学生に関して、理想を言えば、「社会」や「理科」に関しては勉強をしているという認識なく、勉強している状態を目指して欲しいと思います。「社会」や「理科」に関して楽しい科目というイメージを早い段階で植えつけてしまうことが重要です。
前にもお話した通り、勉強の基本である「読み、書き、計算」ですね。
・・というわけで今日は「地理」を楽しんで学ぶためのツールをご紹介したいと思います。
まずは「桃太郎電鉄シリーズ」です。
これを家族でやるわけです。TVゲームがある家は試してみてください。子供にしてみれば遊びと変わらないので、夢中になって取り組んでもらえます。
目的地が「釧路」とかになれば、「釧路ってどんな物件があったっけ?」とか子供に悟られない程度の微妙な質問で知識の定着を試みます。ただゲームをしているだけよりはその方がはるかに効果が高いですね。アウトプットさせることで記憶として定着していきます。
あとは「日本地図パズル」というものがあります。
これは小学校の低学年でも出来ます。喜んで挑戦する子供であれば「世界地図パズル」に挑戦させてみるのも面白いです。
無料で出来るWEBサイトもありますが、あまりおススメはしません。
タダで手に入るものは結局のところ、子供の教育にとって役立たないものが多いのです。
どちらも面倒だという方はせめて「世界地図」と「日本地図」をテレビの脇においてください。そしてテレビのニュースや普段の何気ない会話の中で「○○ってどこだっけ?」と言って地図で調べるように促していきます。
「日本地図」と「地球儀」でもいいかもしれません。
いずれにしても「地図」を覚えること。地理の勉強はまずはここからです。
中学生にしても一緒です。
都道府県のようにすべての国を覚えることは出来ないので、すべての大陸と主要な国の位置関係が分かればOKです。なんとなくでいいので、模写せずに世界全図が書けるようになってから勉強を始めるようにしてください。
回り道のようですが、その方が結果的に早く成績が上がります。

とにかく2日間にわたって「地図」でした。
地理の勉強は「地図」に始まって「地図」に終わるというわけです。

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