問題集の使い方 [社会]

7月10日

こんにちは。
ブログ更新が遅れてしまい、申し訳ございません。
少しずつでも進めていきます。

さて、今日も「社会」についてですが、他の教科にも当てはまる原則を説明します。
テキストは「少数精鋭」が基本です。
よくいるんです。
同じ教科だけで5冊とかテキストを持っている子供が・・。
そんなに買う必要は全くありません。
同じテキストを何回もやりこんだほうが効果的なのです。
特に暗記系の科目はそれが鉄則になりますので、気をつけて欲しいと思います。
先生の授業や「ノートまとめ」で難解な語句を「意味付け」した後は、「単純暗記」式勉強法で語句を覚えなければなりません(前回のブログ参照)。
「ノートまとめ」しかしないのは、食材を調理して、食べないのと一緒です。
自分の脳に新しい知識を吸収しなければ意味はないのです。
社会に関しての理想的な学習パターンは、
①学校の予習として「ノートまとめ」
②テスト2週間前から復習としてテスト範囲の「ノートまとめ」
③そして、テスト一週間前にテスト範囲の問題集を最低3回
この手順です。
①は時間のない子供には厳しいかもしれません。英語や数学の勉強を優先して欲しいので、時間に余裕があれば取り組んでみるのが良いと思います。語句を知っている状態で学校に行くと格段と理解は深まります。
③は絶対に取り組まなければなりません。①と②はやらなくても点数になりますが、③を省くとほとんど点数にはなりません。問題集は買ってください。
学校の先生が空欄補充式のプリントを配布されているのであれば、それをするのが最も効果的です。その際、プリントに答えを書き込まないように注意が必要です。必ずノートに答えを書くようにしてください。解答を書いてしまうと何回も出来ませんからね。

問題集の取り組み方には色々な方法がありますが、僕はこの方法をお勧めします。

テキストを解く(解答はノートに書く)

答え合わせをして、間違えた問題に「/」と印をつける(テキスト)

「/」のついている問題だけを解く(2周目)

答え合わせをして、間違えた問題に「\」と印をつける(「/」と重ねて「×」になる)

「×」印のついている問題だけを解く(3周目)

これで3回同じテキストを解いたことになります。
3回目でも解けなければ、覚えにくい語句であると言えるので、少し工夫が必要になります。
英単語を覚えるように覚えなければなりません。何回もノートに書くのです。
絵に描いてみるなど工夫をしても良いでしょう。
どうしても頭に入りにくい語句というものが誰にでもあるのです。
そして、すべての語句を完全に覚えたという自信が生まれたら、いよいよ4回目のチャレンジです。
今度はテストだと思って、すべての問題を解いてみてください。
それでも全問正解には至らないと思います。
4回目でもダメだった問題を5周目で確認します。
・・・

このように不正解が0問になるまで何回も繰り返し同じテキストを解くのです。
同じテキストを最低3回は行わなければ、テスト勉強をしたとは言えません。
「社会」のテスト勉強に問題演習は必須なのです。
赤い下敷きで文字を隠しながらとか、カードを作って確認しながらとか方法は何でも構いませんが、とにかく「問いに対して解答する」という作業だけが点数につながると言っても過言ではありません。それを何回繰り返したかの差です。
社会が苦手だと言う子供達を見ていると、この手順が圧倒的に足りていないのです。
原因としては、テスト終了時にある「ノート提出」に向けた「ノートまとめ」をテスト勉強だと錯覚している可能性が考えられます。

何回も申し上げましたが、「ノートまとめ」だけではほとんど点数にはつながりません。
「ノートまとめ」という意味付けをして覚えやすくした語句を、テキストやカードを使って「単純暗記」していく。
これが「社会」の勉強の基本だと思ってください。

次回からは社会の勉強法「応用編」に入ります。


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