ほめ上手への道③ [モチベーション]


こんにちは。
今日もほめ方についてです。
ほめるのは、子供の教育には欠かせない要素です。
でも、ほとんどのお父さん、お母さんは我が子をほめるのがほんとに苦手です。
ほめようと心の中では思っているみたいなんですけど、なかなかほめることが出来ないようです。
そういう事情も斟酌しつつ、アドバイスに入りたいと思います。

失敗が起こる原因の大半は、「過度の期待による待ちの姿勢」だと、僕は考えています。
こうしたらほめよう、ああしたらほめよう、これを達成したらご褒美をあげよう・・
この態度がそもそもの間違いなのです。
ほめようと決めたら、待つのではなく、こちらから言葉をかけるのです。
現状のありままの子供からいいところを探すのです。
ほめる対象は、未来の子供の姿ではありません。
今、目の前にいる相手なのです。
現状を認めることが出来なければ、たとえ望ましい未来がやってきたとしてもたいした反応は出来ません。
たいてい自分の期待値よりは下回るので、奥歯に物が挟まったようなほめ方になるのです
このことをくれぐれも頭に入れておいていただきたいと思います。

それでは具体的なほめ方のテクニックに入ります。
以下のような点に気をつけながらほめると良いでしょう。

①具体的にほめる
②プロセスをほめる
③すぐにほめる
④思い出したようにほめる
⑤同じ事を集中的にほめる
⑥意外な点をほめる
(以下は前々回のブログより)
⑦他の人にほめ言葉を預ける
⑧メールや手紙でほめる
⑨I・メッセージでほめる
あとほめ方ではありませんが、注意点として
⑩余計な一言は言わない
※「英語は良かったけど、数学がねぇ・・」

これだけ覚えておけば充分でしょう。
組み合わせて使えば、色々応用出来ます。
例)
①+② 
「今回のテストはいつもより2日早く準備を始めたのに集中力が持続してえらいね。」
③+④
「88点!!すごいね。あっそういえば、前回も84点だったね。」

ほめるのも慣れです。
まずは、ぎこちなくてもいいので、ほめる回数を増やすことからはじめてください。
大半のご家庭では、ほめ言葉は不足傾向にあるので、「ほめすぎ注意」ということはありません。
他のブログとかを見ると、「ほめすぎは逆効果」といった言葉を目にしますが、心配無用です。
そういうことを書いている記事をよく読むと、「お世辞」と「ほめる」が分けて考えられていないか、「甘やかす」と「ほめる」を同じフェーズで語っています。

ほめるとは相手を認めてあげることです。
お世辞でも、甘やかすことでもありません。






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コメント 2

masa

確かに、褒めた後に”だけど”の一言いってしまうんですよね。。。
それを無意識の内にしてしまいます。
ご指摘いただいたことで、自分が言っていた余計な一言を思い出しました
by masa (2009-12-25 20:26) 

せんせい

masa様、いつも読んでいただきありがとうございます。
子供への期待があればこそ、そのようになるのは当然だと思います。
親も人間ですから・・。
客観的になれないから子育ては難しいんだと思います。
私も自分の子供ならどうなることやらです。
by せんせい (2009-12-28 10:04) 

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