朝は自分で起きる [勉強の習慣]



お子様は朝、自分で起きているでしょうか?
これには個人差があると思います。
朝が得意な子供もいれば、苦手な子供もいますから。

何回も何回も声をかけて、眠たそうな顔をして・・
いつまでもグズグズしている子供に、お母さんの怒り爆発・・。
夜型のお子様を持つご家庭では珍しくない朝の光景かと思われます。
こうしたお子様を持つ親はラッキーです。
自分で起きることを習慣化させるだけで、子供の自立を促す訓練になります。
もっと寝たいというのは、生理的欲求です。
生理的欲求を、「しなければならない」という強い意志で屈服させなければなりません。
それを他人(お母さん)に任せてしまうと、他人依存型の姿勢が身についてしまいます。
その日がたとえ遠足の朝でも自分で起きる。
何があっても母親は起こしてくれない。
そう思うと、子供の行動が変わります。
夜早く寝ることを心がけるようになったり、自己管理を心がけるようになります。
朝は、そうしたことを教えるための絶好の機会なのです。
大人になっても自立出来ていない人は結構います。
こうした人を良く見てみると、朝、自分で起きれなかったりするんですね。
大人も子供も朝は自分で起きなければなりません。

自分で起きるようにさせる時期は小学校3、4年生頃がベストかと思われます。
なぜその年齢がいいのかというと、小学校1、2年生の時期はまだ学校に慣れるのが精一杯でそこまでの余裕がない子供が多いからです。逆に高学年になると、子供によっては遅刻するということに対しての罪悪感が薄れています。
「遅刻しても、まぁいいか・・」と思われてしまっては、自分で起きるようにさせることが教育上の逆効果になってしまいかねません。その点、小学校中学年くらいであれば、遅刻することに対しての恐怖心があるので、何としてでも起きようとしてくれます。
いきなり自分で起きるようにさせるのではなく、低学年の間から、「3年生になったら自分で起きようね。」と声をかけておくことが重要です。そのように心の準備をさせておいて、その時期が来たら、一緒に目覚まし時計を買いに行くのです。
そして、学校の時間になっても絶対に起こさない覚悟が親にも必要です。
結局、起こしてもらえるということが分かると、自分では起きませんから、その点はご注意ください。

起こさなくなったと同時に学校に遅刻するようになった・・。
こうしたことにならないために、小学校中学年くらいには自分で起きる習慣はつけておきたいのですが、お子様の年齢がもうすでに10歳を超えてしまっている場合はどうすれば良いのでしょう?
目指すのは自分で起きてもらうことです。
これは変わりません。
こうなってしまうのは、そもそも「遅刻が許される」ことだという意識にあります。
遅刻が絶対に許されないことだと自覚すれば、何としてでも自分で起きるはずですから。
この場合、ペナルティで相手の行動を制限するのが、一般的な方法です。
例えば、遅刻をしたらお小遣いをいくら減らすとかそういった具合です。
相手は子供なので、やりすぎは禁物ですが、責任を果たせなかった場合に罰があるというのが、大人の世界でのルールなのですから、そのようにして教えていくしかありません。
でも、この方法は反抗も招くので、思春期の子供には少し大変です・・・。
だからこそ、私は小学校中学年の間に自分で起きることを習慣化させてくださいとお話してきました。

朝が得意な子供には効果は薄いですが、朝嫌いの子供の自立促進には絶大な効果を発揮します。
どうぞお試しください。



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