神経質な人たち [目的と目標]


こんにちは。
子供に夢が必要なら、大人にはビジョンが必要です。
まぁ、別に夢でいいと思うんですけど・・。
ビジネスの世界では格好いい言葉が好まれるというだけのお話です。

なぜ、ビジョンを描く必要があるのか?
それは子供と同じ理由です。
目標を立てて、それを段階的に達成していくためですね。
今までのブログは主に子供の学習をどうするのかというのが、テーマでした。
しかし、今回は違います。
大人のための内容です。

早速、一つの寓話からお話させていただきます。
とても有名なお話なので、聞いたことのある方もおられるかもしれません。

・・・旅人がある街を歩いていました。
そうすると、必死にレンガを積んでいる職人さんと出会います。
そして、旅人は聞きました。
「あなたはここで何をしているのですか?」と。
レンガ職人は、このように答えます。
「私はここにレンガを積んでいます。非常に疲れます。」
この答えを聞いた旅人が、さらに先に進むと同じ仕事をしている職人に出会いました。
そこで旅人は同じように聞きました。
そうすると、このレンガ職人からはこういう答えが返ってきました。
「私はここに壁を作っています。レンガがズレてはいけません。非常に神経を使う仕事です。」
「ありがとうございます」
そう旅人が答えて、さらに先に進むと、またしても同じ仕事をする職人と出会います。
そして同じ質問をしました。
そうすると、レンガ職人は非常に活き活きとした声でこういうのです。
「私はここに大聖堂を作っています。この大聖堂が完成すれば、街中の人々がここで祈りをささげるのです。」

これだけのお話です。
もちろん3人目の職人さんの答えが理想ということなのですが、他の二人と何が違うのでしょう?
それは非常に活き活きとしているという点です。
ビジョンのあるなしが、本人に与える影響はここにあります。
ビジョンがないと、人は元気がなくなるのです。
こういう言葉は文脈的におかしいはずです。
「さぁ、今日も何の希望もないけど、とにかく頑張るか!」
「細かい仕事で神経使って、元気になるなぁ!」
これは子供も大人も同じです。
夢やビジョンのない人間には元気がありません。
先の例で言えば、壁を作るという目標しか見えていない状態の人間は神経質にならざるを得ません。
朝の満員電車に乗るとよくいませんか?
こういう人達。
ちょっと足を踏まれただけで舌打ちしてるおじさんとか。
僕はこれまで満員電車にはほとんど縁がありませんでした。
しかし、最近良く乗るようになってそうした大人が多いことに驚きました。
正直、見てるだけで吐きそうです。
親の背中だけを見て、子供が育つとすれば、こんな大人の子供が夢を持つはずがないのです。
そして元気のない子供がまた一人増えていきます。

要するに一番言いたいことは、まずは大人が将来のビジョンを持たないといけないということです。
そうでないと、子供には夢は生まれません。
どうしても達成したい夢から目標は生まれるのです。
大人は会社から目標は与えられます。
けれども、ビジョンは自分で描くものなので、誰かが与えてくれるわけではありません。

じゃ、一体どうやればビジョンは描けるんだよ!
という質問には答えていないので、次回のブログでお話させていただきます。

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