歴史の勉強② [社会]

9月25日

こんばんは。
今日も昨日と同じく「歴史」です。

「歴史」の勉強は縦に掘り下げてくださいというお話でした。
教科書の内容では表面的すぎて何のことかよく分からないのです。従って面白いと感じることはありません。
「歴史」の勉強が好きになるのは男の子が多いですね。
最近は歴女?なるものが話題になっていますが、一般的に言えば「歴史」にハマるのは男の子です。
これは特性と言ってもいいかもしれません。
僕なりの見解で言えば、男の子の方が「凝り性」で「ロマンチスト」なんだと思います。
「凝り性」ということはベクトルが平面ではなくて、垂直に向かっていくんです。つまり「狭く深く」学ぶんですね。
それに対して、女の子は「広く浅く」学習する方が楽しいんです。
これは「歴史」の勉強の本質を表していると思います。
つまり「歴史」が好きになるためには「狭く深く」掘り下げて学ぶ必要があるということです。

まずは好きな時代を作りましょうというお話でした。
では、その後どうすれば良いのか?
つながりを考えるとは、自分なりのストーリーを描くということです。
全く歴史を学んだことのない人間が、日本の歴史を学ぶ上で一番分りやすいシナリオを以下に紹介します。
誰が主役かにだけ注目するのです。

日本の誕生→天皇の時代→貴族の時代→武士の時代→国家の時代

もちろんこんな簡単に歴史が語れるわけではありません。
でも、大局はこういうことです。
この中で一番難しいのが、武士の時代の崩壊です。
鎌倉幕府の幕開けとともに本格的な武士の時代が始まるわけです。1864年の大政奉還を新しい時代の幕開けとするならば、実に700年近くもの間、武士が日本の歴史を牛耳っていたわけです。
700年と言えば、気の遠くなるような歳月です。
当時の人にとって、もうそれは空気のようにそこに存在した概念なのです。
それがなぜ崩壊したのか?そこに何があったのか?
本当の意味でそれを理解しようと努めれば、日本の歴史のすべてを知らなくてはなりません。
だから僕は「明治維新」の勉強を勧めるのです。

「江戸幕府が弱体化して倒された」だけではない何かを言えるようになったとき、日本のことが少しわかるようになります。それが日本人としてのアイデンティティだと僕は思います。

僕はこれまでに海外37カ国を旅行してきました。
いつも思うのは、日本人にはなんでこんなにオーラがないのだろう?という疑問です。英語が話せないからというだけではありません。他の国の人に比べて、何か自信がなさげなんです。
なんとなく外国人のパワーに圧倒されてしまうって自覚はありませんか?
どこか卑屈なんです。これは僕自身例外ではありませんでした。
僕はこの原因が自分自身の歴史観にあることを長い間、自覚していませんでした。
「自分の過去」に自信があれば、自然とオーラは身につきます。
これが外国という異文化に出ると、「自分の過去」が「日本人としての過去」に置き換わります。
異国の中に放り込まれると自分が日本人だということを嫌でも自覚しますしね。
よきにせよ悪きにせよ、外国人は自分の国の歴史に誇りを持っています。
それが多くの日本人にはないんだということを、海外に出てしばらくしてから初めて気付きました。

世界史の中でも特異な文化を持っており、複雑怪奇な事情を経て成り立った近代日本。
その本質を理解するのが難しすぎるが故に、自国の歴史を知らない若者が多すぎます。

でも、それではダメなんです。
今日の内容は「勉強法」ではなくて、僕の想いになってしまっていますが、とにかくこの状況に僕は危機感を感じています。将来、海外に出たいという子供には英語よりもまず先に「歴史」を学ばせてください。
知的レベルの高い自立した海外の人間は、自国の「歴史」を知らない人間を尊敬はしてくれません。
これでは対等な人間関係は築けないでしょう。言葉の問題だけではないのです。

何度も言いますが、それにはまず「明治維新」の勉強です。
それを知れば、アメリカに核を落とされたのは仕方なかったなんて言葉は死んでも言えないでしょう。
それならペリーを連れて来いという話だからです。

今日は少しアツくなって話が脱線してしまった気がします・・。
暗記方法については「社会は覚えるだけ?」あたりを読んでいただければと思います。
あと、年号は語呂合わせで覚えさせてくださいね!



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