歴史の勉強① [社会]

9月24日

こんばんは。
今日は「歴史の勉強」の仕方についてです。
僕がおススメする勉強法は「得意な時代を作れ!」方式です。

これはどういうことかと言うと、教科書の順番どおりに勉強しないということです。
教科書のレベルが5段階で2くらいだとすれば、特定の時代について3から4くらいのレベルの知識を身につけるまで勉強するのが理想です。もちろん教科書や参考書、問題集ではそのレベルの知識は身につきません。
ではどうするのかというと、「読書」ですね。
具体的に言うと、小学生なら偉人の伝記と図書館の「日本の歴史(まんが)」を読ませてください。
学研と集英社と小学館のものがありますが、小学館のものがおススメです。
中学生なら大河ドラマが身近だと思いますが、漫画なら、「火の鳥」、「バガボンド」、「お~い竜馬」、「るろうに剣心」、「あさきゆめみし」あたりが漫画ならおススメです。
高校生なら司馬遼太郎にチャレンジして欲しいです。「国盗り物語」、「新史太閤記」、「竜馬がゆく」、「燃えよ剣」、「坂の上の雲」を特に推薦します。長編が多いので、読みやすさから言えば「新史太閤記」からはじめるのがいいと思います。
小林よしのり氏の「戦争論」なども面白いのですが、アイデンティティの育たない中学生とかのうちから読むのは避けた方が良いでしょう。歴史観は色々学んでから育ててゆけば良いのです。
頭が白紙の間は歴史の中にあるそれぞれの人間のドラマを感じて欲しいと思います。善悪の基準は所詮後付ですからね。「勝てば官軍」とはよく言ったものです。

日本の歴史で圧倒的に面白いのは「戦国時代」と「明治維新」です。
必然的に歴史小説とかもその時代を背景にしたものが多くなります。
漫画やドラマ、小説をお勧めするのは、歴史とは人間の営みだということをなるべく早くに知って欲しいからです。これは言葉ではなくて心で感じて欲しいのです。
国語のときにも述べましたが、理想論だけでは教育は出来ないのです。
活字の読書だけで頭が熱くなるほどの想像力を働かせることの出来る子供はそう多くはありません。
子供に「知る」のではなく、感じてもらうには「漫画」や「ドラマ」は最も有効な手段です。
「戦国時代」や「明治維新」の時代には命をかけて自分の生き方を貫く人間がたくさん出てきます。
それも次から次へと出てきます。
現代も「先の読めない時代」とか言われますが、情報量という要素を外して考えれば、先の読めなさは当時は現代の比ではないでしょう。次の日には自分の命がないかもしれないわけです。
そういう時代に先を生きた人間が何をどう感じて、どう動いて、どのような結末にいたったのか・・そうしたことのすべてが歴史にはあります。

歴史の勉強は横ではなくて、縦に掘り下げれば掘り下げるほど楽しくなります。
平面的に学習をすると、嫌になります。
得意な時代が出来れば、現代(もしくは他の得意な時代)とその時代とのつながりを考えてゆくようにします。
できれば、2箇所くらい好きな時代を作って河の向こう岸から飛び石を超えるようにして、現代に渡ってくるようなイメージで学習するのが良いでしょう。

日本史を学ぶのであれば、それは「戦国時代」と「明治維新」を選ぶべきです。
単純に楽しいですし、やはりその時代を学んでこそ、日本人の本質が見えると僕は思うからです。
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