地理の勉強① [社会]

9月16日

こんにちは。
今日は地理の勉強についてお話したいと思います。
まず先に申し上げたいことがあります。

もしあなたのお子様が小学校4年生以下であるなら、いますぐ日本地図をトイレに貼ってください。
今のところ、それだけでOKです。
そして、テレビでニュースがあったときなど定期的に「○○県ってどの辺だっけ?」と質問して、実際の日本地図と自分のイメージが少しずつ合うようにさせていきます。
「勉強」が難しくなるのは小学校5年生からと言われます。
これはものすごく重要なことなので、度々お話に出てくることになると思いますが、なぜ難しくなるのかというと、
学ぶ内容が「抽象的」になってくるからなんです。
そして学問とは本来「抽象的な概念」なのです。
勉強が嫌いになってくる子供が格段に増えるのもこの年齢です。

今までは
「800円の買い物で、1000円払っておつりが200円」とかだった算数が分数の掛け算などへ
「物語」が「評論文」へ
「地域社会のお勉強」が「地理」や「歴史」へ
「生き物やお花との触れ合い」から「物理化学の世界」へ

例を挙げれば枚挙に暇がありませんが、このように今までは自分の5感でイメージ出来ていた領域から頭の中で論理を組み立てていかなくてはならない段階になるんですね。
「イメージ出来ない」=「理解が曖昧である」状態です。
「抽象的な概念」をなるべく分りやすいかたちに絵解きしてみせることで、学問の理解は飛躍的に高まります。
(それが先生の役割なのですが・・)
あなたの記憶でお気に入りの先生を思い出してもらうと分かると思います。
いい先生はたとえ話や具体例をたくさん使いますよね。
これは「抽象性」を目に見えるようにしてくれるから、理解が進むんです。

少し話がそれましたが、
子供の学ぶべき「地理」の世界は、身の回りの世界からグンと広くなります。
例えば、日本全国の旅行をしたことのある子供であればイメージをつかむのは難しくないのでしょうが、全員がそういうわけにはいきません。
頭の中にイメージを作る練習をしていかないといけないわけです。
そのためには何回も地図を見るしかありません。
そして目の前で流されているニュース(現実)と頭の中の地図のイメージを結び付けていくのです。
例えば「水俣病」というキーワードがあったときに、熊本県と言われて、パッと「あの辺りだ!」とひらめく事の出来る子供は記憶の定着がしやすいということです。頭の中の白地図の熊本県に「水俣病」が書き込まれるようなイメージです。
それがなければせっかく習った新しい語句も、宙に彷徨っていつの間にか消えてしまうでしょう。

地理はまずは「日本地図」の暗記からです。
中学生なら「世界地図」です。
何も見なくても地図が書けるようになるのが目標です。
それが出来る子供なら、その頭の中の白地図に色々な情報を書き込んでいけるでしょう。

では今日はこの辺で。
「地図」を覚えましょうというお話でした。


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