99%の子供の理解を得られるコミュニケーション法 [コミュニケーション]

6月19日

英語学習については前回までで一回お休みします。
初めは色々なテーマでお話を進めたいと思っていますので、しばらくしてからそれぞれのもう少し踏み込んだ内容に入っていきたいと考えています。

今日は子供の理解を得られる究極のコミュニケーション法についてお話します。
現時点で考えられる最高のコミュニケーションスキルです。
スキルなので、技術です。
技術は愛情という土台がなければ、真の効果を発揮出来ませんが、
このようなブログを読んでいただくくらいなので、それは大丈夫だと思います。
僕はこの技術を身につけて人生が変わったと言っても過言ではありません。
対人関係において絶大な効力を発揮します。

分かりやすいように、ケーススタディで説明したいと思います。
今回のケースは大げさに思われるかもしれませんが、実際に良くあるお話です。

★中学3年生の夏、突然子供がこのように言い出したらどうしますか?

「僕は高校に進学しないで働くことにした」
(あなたはもちろん子供には高校に進学してもらいたいと考えています)

これに対しての回答を列挙してみましょう

Aさん 「何を言っているんだ!」(怒り出す)
Bさん 「その理由を話してごらん?」(質問する)
Cさん 「それはいい考えだ!」(同意する)
Dさん 「学校の勉強は無駄だと考えたんだね、でもそれは・・」(解釈する)

さて、正解はどの親の返事でしょうか?

心の中で正解を考えてみてください。
では正解を見ていきましょう。
まずはAさん・・これは問題外ですね。
子供は自分なりに悩んだ結果、親であるあなたに大切な相談をしているのです。
たとえそれが間違った答えであれ、否定してはいけません。
子供はあなたへ相談をする気を失くすでしょう。
確実に親と子の距離が開くと考えてください。最もダメな反応です。
「いや、そんな反応をするはずがない!」
結構皆さんそのようにおっしゃられますが、本当にそうでしょうか?
子供の成績が返却されたときなど感情的に怒っていませんか?
「叱るときは理性的に、ほめるときは感情的に」
これは教育の基本です。怒りたいときほどぐっとこらえてください。
次はBさんの反応ですが、一見いい解答のように思えますよね?
でも×です。今の子供の考えでは高校に行かないことが正解なのです。
その理由を話したところで、それを正当化するための言葉しか出てきません。
そしてその言葉によって、さらに自分自身の想いを強めてしまう結果になるでしょう。
なぜそう思ったのかは後で聞けば良いのです。
次にCさん。これも不正解の反応です。子供の意見に安易に迎合するのは良くありません。
理由も話していないのに、そんなことを言われるとかえってあなたへの信頼を失う要因になります。今後、大切な人生の相談をしようとは思わないでしょう。
最後はDさん。これが正解?
実はこれも×です。残念ながらここに正解はないのです。
Dさんのケースは子供に対しての愛情が深く、頭のいい大人が選びがちな反応です。
でもそれは・・の後にどんな言葉が続くのかといえば、高校に行かないデメリットについての客観的な意見か、自分自身の自叙伝に沿った苦労話です。
例えば、こんな具合に・・
「お父さんも中学校3年生のときに同じことを思ったよ。一時は学校の勉強もすべて止めてしまってねぇ・・でも中学3年生の夏に気付いたんだ。とりあえず行ってみるだけでも悪くないんじゃないかって。入ってから辞めることも出来るわけだし・・・(延々と続く)」
残念ながら、子供はこのような話を求めていません。
いえ、正確には今の段階では求めていないのです。
そういった経験談をお子様に話して聞かせてあげることは非常に重要ですが、子供が何かの相談をしているときにするべきお話ではないのです。

すべて不正解・・。
では、どのように答えてあげるのが、ベストなのでしょうか?

私ならほぼ100%の確率でお互いに望む結論を出せると思います。
別に偉そうにするつもりはありません。
そういう技術を学んで実践してきたからです。
誰にでも出来ることだと思っています。

正解は明日のブログでお話をしていきたいと思います。
お楽しみに。
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