中学生の英語学習法 [英語]

6月15日

さて、今日は中学生までの英語の勉強法について話したいと思います。
高校生の学習方法とは意識するポイントが少し異なります。なぜなら大学受験をされた方は記憶にあると思いますが、受験英語は配点の大部分を長文読解問題が占めます。
高校入試でもそうした学校はありますが、普通の入試問題は総合的な学力を問われます。
つまり定期テストで点を取るような学習をしていたか?という点ですね。
ですので、中学生の間の英語の学習は定期テストで点を取るための学習法がメインになってきます。では本題に入ります。
まずは英語学習の注意点なのですが、二つあります。
①積み重ね型の科目であること
②授業のペースが早いこと
中学生にして、英語が苦手になってしまう生徒が多い理由はこの2点に集約されると思います。授業量が多いので進むペースが早く、一度遅れると取り返すのが大変な上に、分からなくなってしまうと、分からなくなったところまで遡らなければ問題が解決しません。
頑張ろうと思ったその日から授業を真剣に聞いてもついていけないのです。
残念ながら、一度遅れてしまうと子供一人では立ち直ることが難しいと言えます。
遅れてしまった場合の勉強法は次回にお話するとして、今回は授業にある程度ついていけている子供さんを対象にお話を進めます。
しかし、実はその勉強法についてはすでにお話しているのです・・。
「英単語」と「構文」をとにかく覚えよ!
そして何回も書いて声に出せ!
これに尽きます。
毎日、30分くらいの学習時間を取るなら、10分を「構文」の暗記に、10分を「英単語」の暗記に、10分を教科書の予習に使って欲しいと思います。
英語は予習型の科目と言えます。勉強は予習メインで行った方が効率的だということです。
それに対して数学は復習型です。一人で予習をしてはいけません。
次の日に学校で進む範囲の「英単語」と「構文」を覚えてから文を読んでいくだけで授業の理解度が格段にアップします。
授業では先生の文法の解説などに集中することが出来ます。
知りたいことがはっきりしているから、話の要点を押さえて授業を聞けるのですね。
問題集をやるのもいいのですが、テスト前以外はあまり必要ないかもしれません。
例えばテキストはこんな感じです。

★今日の単元 「現在進行形」
※例文) He is playing tennis now. 彼は今テニスをしています。
※新出英単語) study 勉強する brother 兄、弟

問)次の文を英語に訳しなさい
1)あなたは今勉強をしています。
2)私の弟は今サッカーをしています。

ここまで単純ではないですが、言いたいことはお分かりでしょうか?
問題は、新しく出てきた構文と単語の組み合わせに過ぎないのです。
これが和訳や空欄補充の問題だったりするともっと簡単ですし、テスト問題の大半はそうした問題や並べ替え問題です。ちょっとした長文問題が含まれる場合もありますが、それもほとんどの場合はたいしたことはありません。定期テストは教科書からの引用がほとんどだからです。
中学校2年生までは「構文」と「単語」の暗記と、学校の予習を徹底してもらって、定期テスト前に問題集をさらっと確認しておく。大変そうに見える英語の勉強も実はこのくらいで充分なのです。ただし、いったん遅れてしまうと、膨大な量の英単語を覚えたりしないといけないので、遅れないようについていくことが気をつけていただきたい点です。
そして勉強する際の最も重要な点はもちろん・・・
「音読」をすることです。

このように学校進度に遅れていない場合のお話はあまりややこしくありません。
少し大変なのは、学校進度から遅れてしまった生徒です。
あとは高校受験に向けての対策ですね。

次回はそのあたりを見ていきます。


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