1Q84 [数学]

6月7日

今日は少し余談から・・。
村上 春樹さんの1Q84が出版されて大人気ですね。100万部達成も確実ということで、
文字通りバカ売れしています。村上 春樹さんの小説はすべて読んでいますが、今回の内容は書評を読んでいる限りでは、今までの作品の雰囲気を踏襲されているようなので、もともと村上春樹ファンだった僕にとっては、楽しみな内容と言えるでしょう。
村上ワールドに興味のない方にとっては相変わらずといった意見が多いようですね。
村上春樹の小説の何が素晴しいのか?と問われると返答に困ってしまうのですが、正直僕の答えは「わからない」なんです。でも、一般的な作家の作品より、素晴しいのは分かります。
大げさに例えるなら、凡人がピカソ風に描いた絵とピカソの描いた絵の違いのようなものでしょうか?
理由が分からないけれど、何かが違う。
圧倒的な違いがあるにもかかわらず、何が違うのかは言えない。
本来、芸術とはそのようなものなのかもしれませんが、いつかその原因を研究してみたいとは思っています。
しかし、本当に売れていますね。びっくり・・。
数学的にこの「1Q84」現象を検証してみましょう。
★発売と同時に何十万部も売れたわけですが、この社会現象が表す真実は?
①面白いから売れている
②面白いかどうかは分からないが売れている
③面白くはないが、話題性だけで売れている
正解はどれでしょうか?数学的に検証してみてください。(正解は一番下)

さて、今日は「公式と解法の暗記」についてのお話です。
数学が得意になるための第一歩は計算が得意になることでした。
計算が得意になるということは計算が早くなるということです。
そのためには問題数をこなすことが必要だというお話でしたね。
ストップウォッチを使った勉強法は最適です。
しかし、当然のことながら計算が早いだけでは、計算以外は解けません。
テストには計算問題以外も多数含まれています。それらの問題をどのようにして解くか?
結論から申し上げると、「解き方を覚えてしまえ!」です。
数学や勉強が大好きな人は別ですよ。楽しんでパズルゲームをやっている人間に答えを覚えさせてもパズルは何にも楽しくありません。数学が好きな人はいいんです。好きな人は何時間も考えていることが苦になりませんし、解けたときの達成感こそが数学の醍醐味ですから。
数学の楽しさはやはり応用問題にあるのです。
「解き方を覚えて解く」方法に面白みはありません。
自分で試行錯誤しないわけですから・・。
しかし!!!!!!!!!
この方が点数を取るためには圧倒的な近道なんです。
僕は勉強が出来なかったからよぉぉぉく分かりますが、数学の先生方は基本的に数学が好きな方が多いんです。それは大変結構なことなのですが、問題を解く快感こそが数学の醍醐味だと知っているだけに、生徒にもその方法論を押し付けてしまいがちなんです。
「問題を解く楽しさに目覚めて数学が好きになる」これはたしかに素晴しい教育論ですが、多くの場合これは理想論に過ぎません。数学の応用問題を解く喜びなんて、高い点数を取ったことのない生徒には関係のない話なんです。これを勘違いして自己満足の授業をしてしまう先生のなんと多いことか・・。
数学の楽しさを伝えるのはあくまでも生徒に点数を取らせる力をつけた上での話です。
数学に限らず、勉強における超重要な大前提を申し上げます。
よく覚えておいてくださいね。
「点数が取れるから勉強は楽しくなる」のです。
これを勘違いしてはいけない。
定期テストの平均点が60点を切るようなことがあれば、学校の先生は猛省するべきなのです。
それはあなたの指導力かテストの問題作成に問題があるわけですから。
数学の授業が自己満足型になっている可能性が極めて高いです。
保護者の方に申し上げたいのは、もしあなたの子供の数学の点数だけでなく、平均点までがいつも悪いのであれば、学校の数学の先生の指導力に疑問を感じてください。
とは言っても、モンスターペアレントになるのだけは止めてくださいね。
数学の指導力なんてものは一朝一夕で身につくものではありません。第一、公立の学校なんてのは保守的な人種が多いですから、言ったところで何も変わらない可能性が高いです。
まともにやりあったところで馬鹿を見るのはこっちです。
原因を人や環境のせいにしてはいけません。
あなたが子供の教育のために立ち上がるのです。
すべてを手伝ってあげる必要はありませんが、場合によっては手助けが必要です。

では、点数を取るための数学の勉強の仕方を具体的に順を追って説明しますね。

①テキストを用意する(細かい解答と解説のあるもの)
②子供に一人で解かせる(途中式などはすべてノートに書く)
③間違った問題の横に印をつけさせる
④単純なミスによって間違った問題と、完全に分からなかった問題に分ける
⑤分からなかった問題の解答と解説を読む
⑥それでも分からない問題には赤丸をつけさせる

ここで問題になるのは赤丸のついている問題です。この問題だけは子供の力ではどうしようもありません。
誰かに習わしてください。友達でも学校や塾の先生でも誰でも構いません。
それが難しければあなたが教えてあげてください。
個別に教えても、理解できない場合はどうするべきか?
現時点では無視しても構いませんが、どうしても気になる場合は解答丸暗記です。
速さの問題、割合や容積などの文章題が理解出来ないというケースは非常に多いのですが、
もしそうなった場合は暗誦出来るレベルまで暗記させてください。
最初は意味を分かっていなくても、繰り返しているうちになぜか理解できるようになります。
どんな方法であれ、まず最初に目指すべきは問題に対して解答を書けるということです。

少し長くなりましたので、続きはまた明日。
なぜ解答丸暗記でも意味があるのかも解説します。

★1Q84の問題の解答
正解は②です。
発売時点では面白いかどうかはわからないわけです。発売と同時に売れるという現象と本の面白さには相関関係はないわけですね。村上春樹というブランドと、広告戦略のおかげでたくさんの部数が売れたわけです。人がたくさん買っているから面白いというわけではないということです。

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