計算力をつける勉強法 [数学]

6月6日

さて、今日は計算のスピードを上げるための練習方法について紹介していきますね。
「計算力」をつけるための方法です。

その方法は「とにかくたくさん解くこと」です。

これだけ。
そんなの当たり前じゃんって思わないでくださいね。
話は続きがあります。
計算問題にもレベルがあるのです。
簡単なレベルになればなるほど、たくさんの問題が解けますよね?
一つの計算問題に5分かけていたのであれば、1分で解ける問題を5問解いたほうがいいということです。
これで同じ時間でたくさんの計算問題に触れることが出来ます。
どこまで計算問題のレベルを下げればいいのかは、お子様の状況によって変わってきますが、ほとんどの中学生なら一桁の足し算まで下げても、効果が期待出来ます。
ただし、単純な計算なので、ゲーム性を取り入れなければ飽きが来る可能性もあります。
立命館大学の陰山英男教授によって広められた「100マス計算」は非常にいい練習方法ですので、ぜひ行ってもらいたいと思います。
足し算に飽きたら掛け算にもチャレンジさせてください。
僕がお勧めするのは、毎日の習慣に100マス計算を取り入れて、ストップウォッチで計ったタイムをカレンダーに記入していくというやり方です。
家族全員でチャレンジしてみるのも面白いと思います。
慣れてくると子供の方が早くなったりもするので、子供はとても楽しんでやってくれます。
大人に勝てたということは子供にとっては大きな自信となるのですね。
きっと楽しんでやってくれると思います。
難しいことをやらせるのではなくて、練習量を増やす。
これが算数や数学の成績を上げるためのセオリーだと思ってください。
そういった意味で、公文式やそろばんは非常に理にかなった学習法なんですね。
引き算や割り算よりも、足し算と掛け算を優先してください。
足し算の計算が上手に出来れば、自然と引き算は早くなります。
掛け算と割り算の関係もまたしかりです。
同じことを何回もやらせたほうが良いということです。
ちなみに掛け算は12×12まで暗記させてあげてください。
12×12の答えは144なのですが、ここまでの数字はこれから先の単元でも非常に良く出てくるので、いちいち計算するよりも覚えてしまった方が早いのです。
今日ご紹介する勉強法はここまでですが、別の視点から同じことを考えてみます。
この練習法。
実は、数学に限らず、あらゆるスポーツや楽器の演奏など人間が何かを習得する過程において当たり前の練習方法なんです。
このような勉強をさせるにあたって最大の難関は「出来ることはやりたくない」というお子様の反応だと思いますが、そういう子供にはこういうお話をしてあげてください。
野球に興味を持っている子供の例です。
野球の練習のときは最初に何をするでしょうか?
ランニングなどもすると思いますが、ここでは素振りということにします。
こういう練習を基礎と呼びますよね?
プロ選手でも練習前には素振りやキャッチボールといった基礎練習を行うと思います。
当たり前のことをどのくらいのレベルで出来るのか?
これがプロとアマチュアの差です。
プロの選手だからと言って、難しいボールを打つ練習ばかりをしているわけではないのです。易しいボールを正確に打つことが出来るから、難しいボールが飛んできてもそれを処理することが可能なんですね。
野球の世界のことはよく分かりませんが、一流の選手ほど基礎トレーニングの積み重ねを大切にしているのは僕にでも分かります。
自分が当たり前に出来ることを反復して、体が自然に反応するレベルにまで高めるのが一番の方法なのです。かるた取りは達人になると、お題を読み上げられる前にはどのかるたを取ればいいかが分かるそうです。
微妙な空気の変化などを感じ取って体が自然に反応してしまうそうなんですね。
計算もレベルが上がると、電卓を打つよりも早くなります。
こういう人が数学が苦手になる可能性は極めて低いと断言します。
まずは一桁の足し算から。
100問解くのにせいぜい2分です。
騙されたと思って3ヶ月間続けてみてください。驚きの成果が期待出来ますよ。


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