論理的思考能力① [論理的思考能力]

5月29日

こんにちは。
今日は少し雑談させてください。
実は、このブログを書き始めた理由は、本の出版を考えたからなんです。
塾で子供の指導をしてきた中で気付いたこと・・。
それは保護者の方が変わるのが、子供の成長にとって一番の近道なのでは?ということですが、塾長としてそうしたことは声を大にしては言えません。
塾の役割は生徒の成績を上げるための指導を行うことで、保護者の教育ではありません。
でも、塾でせっかく出始めた小さな芽を保護者の方がごっそり抜いてしまうようなことって本当にたくさんあるのです。子供が親に抱く信頼感は、それほど大きいんですね。
いいことでも悪いことでも子供の一番の先生は、その子の親なのです。
これは親の意識から変えなければいけない!切実にそう感じました。
そのために本を出版しようと考えたのです。
何年間も塾長をしてきて色々なことを考えました。それが一体どのくらいの分量になるのか検討もつきませんし、文章にしてまとめてみた経験があったわけでもありません。
一度ブログというものを経験して、それから本の出版へつなげようと考えたのです。
何の宣伝も行わずに365日間書き続けてみて、どこまで読者が広がるのか?
共感し、同じような問題意識を持ってくれる人はいるのか?
これは何年間もの経験の棚卸し作業であると同時に、僕にとっての挑戦だったんですね。
そしてその途中結果なんですが、まだ開始して5日しか経っていないにもかかわらず、
驚くべきことに1000件近いアクセスをいただけたんです。
これはもう大げさではなく、本当に感動しました。
読んでいただいて本当にありがとうございます。感謝です。
将来、本になる予定の内容なので、ブログは期間限定での公開になると思いますが、一年間は毎日更新を続けていくつもりです。周りに教育でお悩みの保護者の方がおられましたら、ぜひぜひその方に紹介していただければと思います。本来は塾でしか語られない勉強のノウハウも含めて、どんどん公開していきますし、ブログで読んでいただく分には無料なので、かなりお得な内容になると思います。
しかし昨日、当初の目標であった365日間毎日更新という予定が、更新が夜中の12時をまわってしまったために、早くも崩れてしまったんですね・・。
かなりがっかりしています。
気を取り直して頑張りますので、あらためてよろしくお願いします。

・・雑談失礼いたしました。
今日はなぜ数学が重要なのか?というお話です。
実はこの教科がなぜ役立つのか?について語れば本が一冊書けてしまうくらいに奥が深いんですね。そのくらい奥が深いからこそ、数学が出来ると年収が上がるという謎?が解明されにくいのですが、要点をおさえてお話を進めたいと思います。
僕は数学で得られる最も大きな財産はこれだと思っています。

「要領が良くなる」

ということです。
なぜそうなるのかという点については、5月24日のブログ内容を読んでいただきたいのですが、実は、数学で最も鍛えられる力=論理的思考能力と言えるのです。
論理的思考能力が身につくと、物事の本質を捉えられるようになるので、限られた資源で最大の結果を出すには何をすればいいのかが瞬時に判断出来るようになります。
限られた資源=時間です。
要するに、少ない時間で大きな成果を上げることの出来る人間になれるということです。
これは社会人としてはいいことだらけですよね?
ビジネスマンのお父さん。何であの人はいつも残業しないで帰るのに、こんなにたくさんの仕事が出来るんだろう?とか感じたことはありませんか?
まさに要領がいいからなんです。
要領の良さは論理的思考能力の有無。それを鍛える効率的な手段が数学の学習なのです。
(日常生活での論理的思考能力の鍛え方は5月24日のブログを参照してください)

「要領が良くなる」
実はこれだけではありません。
論理的思考能力の魔力はまだまだあります。
もう魔法の力と言っていいくらい、ビジネスの現場では論理的思考能力が大暴れをします。そのくらい重要なビジネススキルなんです。
次回以降、引き続きお話していきますね。

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コメント 6

コスモ牛丸

「論理的」というと、難しいことを考える人がいるのですが、
全くその逆ですよね。

難しいことを簡単に考えることが論理力です。

いい加減ではなく、いい意味で手を抜く。
どうすれば今以上に効率よく仕事が出来るのかって事を
ずっと考えながら行動する。そのためには、論理力って大事ですよね。

分かっているのですが、実践するのが難しいw
by コスモ牛丸 (2009-05-29 17:00) 

せんせい

おっしゃるとおりです。
簡単に考えて!ってことなのです。
上手に比喩されますね。
子供にでも分かるように説明したいのですが、
なかなか苦労しています。
これも論理的思考能力。
分かっていても、実践が難しい(笑)。

by せんせい (2009-05-29 23:22) 

blksize

数学は論理的思考能力を養えるのか?と疑問に思いGoogleで検索した所、貴ブログを発見致しました。

簡潔なご説明で目から鱗が落ちました。
特に下記2つの表現は秀逸です。
・「要領が良くなる」
・「物事の本質を捉えられるようになるので、限られた資源で最大の結果を出すには何をすればいいのかが瞬時に判断出来るようになります。」

個人的に悩んでいたのは「論理的思考能力」の意味を具体的に説明できなかった部分なのです。
私の考えだと、筋道を立てて表現する能力が「論理的思考能力」であるならば、理路整然と説明できない人は「論理的思考能力」の無い人になってしまっていたのです。
つまり、アウトプットの視点のみで解明しようとしていた訳です。

貴ブログの他のエントリーも楽しみですので、これから拝見させて頂きます。

長文失礼しました。
by blksize (2009-07-16 22:34) 

せんせい

>blksize様
ご訪問とコメントをありがとうございました。「論理的思考能力」について考えてきて得た結論というよりは、勉強や仕事の「要領の良さ」の正体について考えてきた結果です。
物事の本質を見極める力が「論理的思考能力」であるならば、その力の身についた人間は本質を外さないので、最短の労力で結果を出せるという経験則からの仮説です。

また遊びにいらしてください。
今後ともどうぞよろしくお願いします。

by せんせい (2009-07-20 18:47) 

中3女子です!!

色々と考えさせられました…!
私が自分の考えとして持っている論理的思考の定義は、
「できるかぎり簡単な言葉にいいかえて、それを矢印で進めていくこと」だと思っています*

ただ、中学生の勉強では、その良さがうまく表れないので、
気付く人もなかなかいないしせっかくそれを持っている人が
損をしてしまっているなぁと思います…
長文失礼致しました!


by 中3女子です!! (2010-11-24 21:42) 

せんせい

>中3女子様
ずいぶんしっかりした中学3年生ですね。
驚きました。
その定義で正しいと思いますよ。
より本質を表した言葉ですね。
僕の場合、もう少し広い意味で使っています。

中学生で成績が良いのは、暗記力と計算力と読解力に優れた子です。
高校ではぜひ理系コースに進んで、論理的思考能力に磨きをかけて欲しいと思います。
受験勉強、追い込みの時期だけど頑張って!

by せんせい (2010-12-13 19:02) 

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